ストレスは良薬になりえるのか。
今、ストレスはどの程度感じていますか?
・ストレスは、様々な病気や不調をもたらす。
・適度なストレスは健康に良い。
・ストレスにはよいストレスと悪いストレスがある。
など、私たちの生活にはいつも付き纏ってくるのがストレスです。
元々ストレス社会と言われている日本ですが、コロナによる影響で精神的にギリギリと感じている人も多いのではないでしょうか。
いくら健康的な食生活を送り、適度な運動もしていたのに、ストレスによって感情的になってしまうことは避けたいものですね。
私も仕事で予期せぬ出来事や、予定通りにいかずに余計な仕事が増えてしまうことはよくありますし、避けようのないストレスも感じています。
ストレス対処の方法や溜めない為の方法についてご紹介します。
ストレスで爆発しそうになったらその場から離れるか、”6秒間”カウントをして待ってみる。
ありきたりですが、これ以上余計な負荷を脳に与えないために大事なことです。
脳疲労を感じたら数分間、「瞑想」を行う。
最近流行っていますが、「瞑想」って何?と思う方もいると思います。瞑想とは”今”という瞬間や一つの物事に集中することで脳の休息を図ることです。スマートフォンやパソコンの画面を見続けたり、同時にう複数の作業をすることは、脳がマルチタスクをこなしている状態です。この状態は脳疲労に繋がり、うっかりミスや感情を制御できなくなったり、ストレスを溜めたりし、正常の状態が保てなくなります。
また、少し疲れたなと思ったら、しばらく目を閉じているだけでも脳疲労回復に繋がりますので、やってみて下さい。
怒っている自分を客観的に捉えて実況してみる。
これはトレーニングがいるかと思いますが、
「あ、今自分は○○で怒っているな。」
「△△さんに対して苛立っている。」
「こんなことに感情的になるなんて子供の様だ。」
もう一人の自分を頭の中に浮かべて自分を客観視することで冷静に対処ができるかもしれません。
ストレスを溜めないようにする。又は、ストレス耐性を上げる。
そもそもストレスに弱い状態は、日頃の生活が招いているかもしれません。
睡眠不足であったり、偏った食生活をしていたり、運動習慣がないなどもストレス耐性を弱めてしまいます。なので、日頃からしっかりと寝ることと、糖質、タンパク質や脂質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素をバランスよく食べるようにしましょう。
また、お昼寝を5分~20分程度行うこともリフレッシュ効果があります。
そして、運動ですが、ウォーキングやジョギングでかまいませんので、軽い運動を週に3度以上行うと身体を動かすことにより、血流がよくなります。また、筋肉もつきますので代謝が上がり、健康状態が安定します。
文字にして書いてみる。
ストレスを感じていることや怒ってしまったときに、書き出してみることで自分を振り返ることで、どんなことに苛立ち、苦しみを感じたのかを分析し、冷静になることできます。その日の終わりにアンガー日記をつけるのもおすすめです。
他人に期待しない。
他人には何かを期待したり、すがったりする癖がある人は特に要注意です。
大きなストレスの引き金になるのは、人間関係に対する思い込みです。
”あの人がやってくれるだろう。”
”この人ならこういう行動をとるだろう。”
”あの人なら大丈夫だろう。”
と角に期待してしまうのは避けるべきです。相手を信頼することは大事ですが、悪い方向に転がることもあると覚悟はしておいた方がいいです。
”ひょっとしたらミスをするかもしれない。”
”私の伝え方が悪かったり、誤って認識されているかもしれない。”
”いつもやれているから今日も出来るとは限らない。”
ダメな方向に転がったとしても、その相手を攻める前に自分を振り返りましょう。そして、上手くいかなかった時に相手との認識の誤差を確認し、次に活かしましょう。
ストレスやアンガーマネジメントについて学ぶ。
これは、読書をすることでリフレッシュが図れるという目的もあります。
最近、私がストレスケアについて学んだ参考書籍についてもご紹介します。
後悔するといけないので、書店で立ち読みしてからのご購入をおすすめします。
まず、1冊目
ストレスに対する向き合い方を指導し、取り組んでもらった実験結果などが書かれています。
そして、2冊目。
実践で役立つ方法が書かれています。図や漫画などもあり、文章も長くないのでさらっと読めてしまいます。
タイトルの
”ストレスは良薬になりえるのか。”
についてですが、
まず私はストレスは無い方がいいと思っています。
よく、ストレスがモチベーションとなり、パフォーマンスを上げるという人がいますが、ストレスに対処するために脳がフル回転しているのです。
ストレスはわざわざ自分から溜めないでも入ってくるものです。
受容量はコントロール出来ませんし、ノンストレスの状態のほうがストレス下よりも遥かに幸せだと考えています。
身体が不調の時に飲むような風邪薬のように、必要な場面でストレスは”良薬”に変えて付き合っていくものだと思います。
ストレスとは何か、どうすれば溜まらないのか、溜まったらどう対処したらいいのか。今後の人生において、「ストレスに支配されない。」ために、知識として得ておく必要はあると思います。