意識を変えると人生が変わる。
最近、意識づけということの重要さに考えさせられます。
何かに集中している状態は、1点に意識が向き続けている状態です。
目や体がしきりに動いている状態は注意散漫な状態です。
どちらにも良し悪しがあります。
1点集中している時は、周りへの注意が出来ないのである意味危険リスクがあります。
車の運転に集中していれば事故リスクは減りますよね。
しかし、車の運転中に他ごとに意識が集中し、考え事をしている状態は、脳の認識が別の方向にいっているのでとても危ないわけです。
最近とくに、車の事故でアクセルとブレーキの踏み間違いをしてしまう事例がニュースでも多く取り上げられています。
これって、今ドライバーの注意はおそらく右足にはいっていません。
ブレーキパッドを踏んだつもりでいて、確認や意識も向けずにアクセルペダルを踏んでしまっている。ということです。
(※ト〇タのハイブリッド車はNレンジに入れたままアクセルを吹かし、Dレンジにするとその高回転駆動のまま急発進してしまうので、まるでロケットのようになる。という事例は省きます。)
慣れたつもりでも、危険リスクの高いことは必ず目視なり、注意を向けて安全配慮をするべきなのです。
”人の意識は一つにしか向かない。”
この真実はほぼ誰で同じことでしょう。
一部、マルチタスクの可能な脳構造を持っている人がいるといわれていますが、99%の人間は、同じ構造のはずです。
「ながら作業」は非効率で、脳疲労に繋がるという話。
例えば、食事をしながらテレビをみたり、スマートフォンを見る。
食事の味があまり分からなかったり、あるいはテレビに夢中で食事時間がダラダラと長くなってしまう。食事をこぼしてしまう。
といった経験はありませんか?
脳が意識の切り替えを頻繁に行っているのですが、段々と切り替えが遅くなると考えられます。
歩きながらイヤホンをし、音楽を聴いたり、英語の勉強をする。
これも、どちらかといえば歩くことに集中する比率が高いと思います。
なので、聴いたことが頭に入ってこなかったり、音楽のサビが楽しめないことも起こりえるわけです。
もし、聴く方に注意が向けば、段差に気づかなかったり、信号無視になったり、人や車が近づいていることに気づかず、とても危険な目にあいます。
危ないからやめましょうなんて子供向けの警鐘を鳴らすなんてことはするつもりはありません。ですが、「意識」というのはどこに向けるかがとても大事なのです。
五感も意識次第で感じ方は変わります。
では、五感のうち、一番大事な感覚と一番大事ではない感覚をあえて挙げるならばどうなるでしょうか。
まず、五感とは「視覚」「嗅覚」「味覚」「聴覚」「触覚」ですね。
身体障碍者に、目の不自由な人や耳の不自由な人はいますね。
鼻が詰まっていれば、嗅覚の能力は低下します。
猫舌で舌を火傷すれば、味覚は狂いますよね。
じゃあ、触覚はどうでしょう。
触覚がないということは、感覚そのものがないのです。
脳から神経回路が送られない状態でもはや植物人間です。
おそらく、体も動かないでしょう。
仮に体が動いたとして、痛み・快感・掻痒感などがないわけです。
想像するに恐ろしいですよね。
まず、一番大事なのは「触覚」と言っていいでしょう。
次に、一番大事ではない。とあえて言うならばどれでしょうか。
視覚を失う視覚障碍者は、慣れると全身や第六感と言われる感覚が研ぎ澄まされるといわれています。
周りの景色がどんな感じか、人がいるのか、物があるのか、距離感などもある程度掴めるようです。とても信じがたい能力ですよね。
点字ブロックなんかも視覚障碍者用ですし、棒を使って地面を叩くことによる音の反響で周辺状況を確認することで聴覚が強化されるみたいです。
耳が聞こえない人は、手話を使ってコミュニケーションを図りますよね。
でも、耳が聞こえないと車に気づかなかったり、危ない面もあります。
じゃあ最後に、味覚はどうでしょうか。
味覚というのは主に舌ベラが器官となります。
舌で感じ取った情報を脳が認識する仕組みですが、
これが、美味しいか不味いか、苦み・酸味・甘味・塩味などを感じ取ります。
それで、味覚が失われるとどうなるのか。
ずばり、味が失われる。ということです。
料理をしたときも味見が出来ず、数値で味を図るしかありません。
高級料理を食べても美味しいかどうかわからない。
スイーツを食べても幸せな甘さを感じられない。
でも、触感は感じ取れます。
なら、一番生きる上で不便をしないのは「味覚」という結論をここでは出したいと思います。主観ではなく、論理的に考えての客観的な意見です。
五感について改めて考えてみると、
人間が生まれ持った感覚は一生大事にしていきたいと思うはずです。
・音楽を楽しみたいときは聴覚に意識を向ける。
・食事を楽しみたいときは味覚に意識を向ける。
・スマホやPC、テレビなどのスクリーン越しではなく、美しいものや魅力のあるものは視覚に意識を向けて生で見て楽しむ。
・お香とか、料理の香りとか、スイーツの甘い香りとかを楽しむなら、嗅覚を大事にする。
・職人なんかは肌触りが命ですし、動物を可愛がるのも触覚があるから幸せ倍増になるわけです。
どこに意識を向けるかで、脳が感じ取るものは変わります。
仕事や人間関係、不運なことなどに意識を向けたくなるのは分かりますが、そこばかりに注意を向けると、脳はネガティブ脳になり、不幸な人生となりかねません。
感じ方や意識の向け方ひとつで、人生だって変わるんです。
これな宗教的な話ではありません。最近流行のマインドフルネスも意識と注意の向け方に着目して、脳疲労を回復させたり、リフレッシュ効果をもたらすという、お金のかからない最高の取り組みです。
「意識」というものを甘くみず、自分の心の中に少しだけ意識を向けてみませんか。