客観的思考はどうしたら出来るのか。
あなたはどれほど自分を客観視できていますか?
自己中心的な人と対象に、周りのことを気にかけられる人がいますが、
そんな人間になりたいものですね。
最近流行りの ”メタ認知” という言葉ですが、
主観的思考より客観的思考をすることを指します。
「客観的思考」と「メタ認知」について調べてみます。
グーグル検索で最上位に引っかかったサイトを参考にします。
まず、「客観的思考」から
直接的な意味は見つからなかったので「客観的」で調べます。
1.人の立場に立って気持ちや物事を考えられる。
2.幅広い視野や見解を持っている。
3.臨機応変な対応が出来る。
なんとなくイメージがつきますよね。
日本人の特徴である「忖度できる人」であったり、「冷静な人」「柔軟な人」は皆、
客観的思考のできる人と言えるでしょう。
次に「メタ認知」
(参考サイト)
・自分が認知していることを客観的に把握し、制御すること。
つまり、「認知していることを認知する」こと。
どういうことか。
→自分が認知するに至ったきかっけから結果に至るまでのすべてを、自分自身で把握すること。
んー、抽象的でまだ難しいですね。
もう少し具体的に知りたいところ。
どうやらメタ認知には2種類あるようです。
1.「メタ認知的知識」
自分の短所や長所、自分自身について知っている知識。
・「話すのは苦手だが聞くのは得意。」
・「つまづくとマイナス思考になる。」
こういった特徴を理解しているか。
さらに、不得意な部分をどうカバーできるかもわかっていることが大事。
2.メタ認知的技能
メタ認知的知識を把握したうえで、現在の自分自身がどうか確認したり、対策を講じたりする能力。
に分けられる。
「メタ認知的モニタリング」
メタ認知的知識を現在の自分に照らし合わせ、
悪い傾向になっていないか、知識が足りているか
などを確認していくこと。
モニタリングで確認できたことを踏まえて感情をコントロールする、
改善に向けて行動を変え工夫することなど。
どうやら、
知識を得たうえで、モニタリングし、コントロールするという流れのようですね。
ビジネスツールとして扱われるPDCAサイクルの思考法と似ていますね。
情報収集⇒ 分析→計画→実行→分析→計画→実行→分析 ってところでしょうか。
さて、
これが出来ることがどう働くのでしょうか。
自分や相手が怒った場合の対処で、
「なぜ相手が怒ったのか」
「自分に非があったのか」
という冷静な視点で物事を見ることが出来ます。
この行動こそ客観的思考で、
現状分析したうえで次に活かしていける力こそメタ認知といえます。
これがもし出来ない場合はどうなるでしょう。
もう想像の通りかと思います。
「相手が怒り、なんで怒ったのか気にせず次もまた相手が怒る。」
「自分が悪いのではなく相手の機嫌が悪く、勝手に怒っているだけだ。」
と自己都合で決めつけてしまうでしょう。
両者の違いは客観的か主観的かの違いで、
一概にどちらが正解とはならないと思います。
しかし、仕事や勉強あるいは何かを目指したり高めたりしたい時には、
どちらの能力が必要になるでしょうか。
一度考えてみると日々の生活が何か変わるかもしれません。
ここからはトレーニングや身につけ方をみていきましょう。
客観的思考やメタ認知能力を高めるために何をすると良いのでしょうか。
先ほどのサイトでは、「日記を書くこと」をおすすめしています。
日常の感じたことや気づきを書面で思い返して残すことで、
モニタリング能力が向上するようです。
私が考える手軽にできる方法やほかの方法を紹介します。
保証はないですが、やってみる価値は十分にあると思います。
・アンガーマネジメントを学び活用する。
→感情的になる前に感情コントロール方法を身につけておくことで、
冷静に物事の判断がつくからです。
・瞑想をする。
→流行の瞑想ですが、短時間でも効果のある方法です。
瞑想経験者はわかると思いますが、頭が整理されてスッキリします。
・多様な価値観を受け入れる。
→十人十色、価値観や考え方も違うのですから、
自分中心に物事を判断するのは他者を否定するのと同じことです。
・他人にアドバイスや意見を聞いてみる。
→他人は姿鏡です。
自分のことをよく知るには他人からみた自分も知る必要があります。
・ストレスケアをしっかりと行う。
→現代病ですが、入ストレスの状況下では主観的思考に陥りがち、
せっかくの客観的思考能力も主観的に落ちてしまいます。
客観的思考について簡単ながらも、調べたり意見を述べさせて頂きましたが、
あまり知らなかった方だったり、もっと学びたいときっかけになれば幸いです。
私も普段、SNSやこうしてブログを書いたりしていて、
客観的思考はとても大事な要素として考えています。
日常生活の中でも、とくに自由に発言が出来る場であるからこそ、
他人にどう見られるか、どう見られたいかというのは、
考えながら発信をするべきと自分自身に訴えながら投稿しています。
社会の中での自分の発言や発信はどう影響するのか。
健全であるべき環境は、一人一人のユーザーによって作られるものであり、
豊かなネット社会に貢献できるようにしていきたいものですね。