前向き思考でゆるりと生きる。

人の振り見て我が振り直す。

コミュ力がなぜ大事なのか改めて考えてみる。

皆さんのコミュニケーション能力は高いですか?

それとも低いですか?

 

「うん、俺はコミュ力高いから。」

「私はちょっと自信ないかも。」

「話すの好きなので高い方だと思う。」

こんなことを言う人はおそらくコミュ力が何なのかわかってないかもしれません。

 

 

数年前に大学を卒業した私は就職活動を経験しましたが、

企業採用で大事な要素として、

「人柄」「コミュニケーション能力」「実行力」なんかが

どこの企業も求める人物像でした。

 

どれも抽象的で、

社会人未経験な身分としては何やらサッパリでした。

中でも「コミュニケーション能力」とは、

話す力のことだと勘違いをしていたほどです。

 

・人見知りせずに話が出来る。

・相手の顔を見て笑顔で対応が出来る。

・相手の言っていることを理解して自分の意見を言うことが出来る。

まあこんなところだろうと思っていました。

 

でも実際のコミュニケーション能力は、

話す力はほんの一部なんですよね。

 

 

コミュニケーションについてまずは辞書で調べてみますが、

まず英語表記での意味から

「communication」(goo辞書より)

  1.  社会生活を営む人間が互いに意思や感情、思考を伝達し合うこと。言語・文字・身振りなどを媒介として行われる。

  1.  動物どうしの間で行われる、身振りや音声などによる情報伝達。

 

辞書での意味からすると一番大事な点は「伝える力(伝達力)」だと読み取れます。

 

Wikipediaでも同じような意味が書いてあります。

少し深堀していくと、

大まかに「言語コミュニケーション」「非言語コミュニケーション」

に分けられます。

 

「言語コミュニケーション」は文字通り言葉だったり、

文字を通じてのやりとりをすることです。

「非言語コミュニケーション」はそれ以外の方法を指しますが、

目の視線や顔の表情、顔色、身振り、手振り、体の姿勢、

相手との距離の取り方などを駆使することです。

 

日常生活で人とコミュニケーションを取る際に、

棒立ちして体は動かさずに口だけで相手と話す人はいないと思いますが、

非言語も組み合わせてお互いに伝えあっています。

 

文章だけでは伝わりにくい場面があるように、

言語というのは不完全なツールなので、

自分の伝えたい情報をより正確に伝えるためには様々な手法で、

伝えようとするはずです。

 

知らない外国人に対して、

言葉は通じないけども心を通わせることが出来るのは、

他の伝え方をしているからなんですね。

 

 

続いて、

ビジネス上でのコミュニケーション能力について考えます。

ビジネスをする上でもやはり「伝える力(伝達力)」というのは中核となります。

 

商品を売るための宣伝やどんな商品を作る企画の仕事では、

見えない客をいかに正確に掴み取るかが大事になってきます。

 

店頭での販売時にも、

商品が何かを伝えるパッケージや値札、ポップ、アナウンス、

対面での質疑応答や相談なんかが影響します。

 

会社内での仕事をしていても、

報連相が何よりも大事になってきます。

 

それが出来たうえで、

「課題発見力」「課題遂行力」「観察力」「分析力」「把握力」

といった内面的な能力を外に出すために、

「情報発信力」「情報伝達力」「情報提案力」

などといったコミュニケーション能力が必要なわけです。

 

これらすべて”伝える力”の一部といえます。

・どのように伝えるか。

・誰に伝えるか。

・どう伝えるか。

・伝えない情報の選別

何かがポイントになってくるでしょう。

 

こう考えていくと、

ビジネスではコミュニケーション能力は必須といえます。

 

 

コミュニケーション能力の低い人と高い人は何か。

という視点で考えてみると、

何度も言いますが、一言でいえば「伝える力(伝達力)」となります。

 

例えば、

私のように群れないタイプはコミュニケーション能力が低いのではないか。

と思われる方もいるかと思いますが、

群れない人は場面に応じてコミュ力を発揮しています。

(私のコミュ力は高くないですが。)

 

要は、必要な時にしっかりと伝えることが出来る人かどうかが大事なのです。

 

いつも人とよく絡んでいるのに、

大事なことが言えていなかったり、

多弁なのに心の内が読めないという人は、

果たしてコミュ力が高いといえるのでしょうか。

 

よくある勘違いだと思います。

 

引きこもりの人間だとしても、

SNSをよく利用していて情報を発信したり、

自分の意見をしっかりと伝えている人はコミュ力のある人です。

 

接客仕事をしているのに、

他人の話は適当に聞き流していたり、

べらべらと雑談をしているだけで肝心な販売業務は適当にやっている人。

こういった人はコミュ力が高いとは言えませんよね。

 

報連相を疎かにしていたり他人の話を聞かない人には、

仕事のできる人はまずいないでしょう。

 

これは頭の良し悪しと直接関係のないことです。

 

コミュ力を高めたい人は、

自分をいかに表現するかを考え、

人に伝えるという努力をしていれば、

おのずと高まっていくのではないでしょうか。