飽き性の勉強にはマルチタスクが効く。
飽き性の皆さん、
やりたい勉強が続かない場合はどうしていますか。
私も飽き性で、
やっていると疲れからか、
「やる気がなくなった。」
「やる前から気が向かない。」
「全然頭に入ってこない。」
「気が散って勉強どころではない。」
など小さなリタイアに幾度と立ち向かう事があります。
いやいや、これやらなきゃ。
そう思うとイライラとしてさらに集中できなくなります。
「あー、もうやるしかないんだからやるぞ。」
と無理やり続けて上手くいくことも稀にありますが、
基本的には継続しません。
やる前からやる気がないのは、
”少しだけやり始めてそれでもダメならやめる。”
といったやり方で心理学由来の方法もあります。
タイマーで1分か2分だけセットして取り組んでみて、
その後はやめる。
みたいな感じですね。
気が散ってしまうのは、
”目の前にやるべきタスク以外のものは除外する。”
例えば、
携帯電話は通知設定を切る。
漫画や本や書類、
あるいは雑貨などの無駄なものは視界からなくす。
こういった有効な対策方法もあります。
これらは多くのビジネス本や心理学の本などに書かれています。
飽き性というのは悪いことではありません。
ADHDなどの障碍も過度な集中力がありますが、
興味のあることには集中できるわけですから、
興味があることの中で、
仕事や役立つことを選択して取り組むことで大きな武器となります。
興味がないことはきっぱりと諦めてやらないようにすることです。
人は興味のないことや向いていないことに力を注いだとしても、
結果はそれなりに留まります。
それで及第点を出せていて、
例えば仕事上は問題ないのであれば続ければいいと思います。
どうしても上手くいかず、
最低限の仕事が出来ないのであれば別の仕事をするしかありません。
だって続けてもいずれはクビを切られたり、
異動やあるいは自ら辞することになるのですから、
早めに見切りをつけた方が長期的にみると賢明です。
得意分野や好きな分野、
あるいは気が向くタスクへはしっかりと集中して取り組み、力を注ぐ。
出来ないことや苦手なことは他の誰かがやればいいのです。
では、
必要な勉強があるけど上手く続けられないときはどうしたらいいのか。
私が実践していいと思ったやり方があるのでご紹介します。
以前に国家資格(難易度は低め)の勉強をしていたことがあります。
1年前から少しずつ勉強し始めましたが、
中々長時間続けたりすることはできませんでした。
基本的に覚える作業が多い内容でした。
家でも勉強していましたが、気持ちが入りません。
うちはワンルーム賃貸なので、
どうしても生活空間からくる気が散る感じが拭えませんでした。
その時の対策としては、
やはり環境を整えることからと思い、
近所の図書館へ行って自習室を活用しました。
携帯電話(スマホ)や財布は持って行かずに、
カバンに勉強道具と筆記用具、
そして飲み物だけの最低限の持ち物で出掛けました。
日によって携帯を持って行ってしまい、
そのときは案の定、
気分転換のゲームをしてしまったり、
SNSやWebサイトをサーフィンしてしまいました。
実はこの頃、
他に勉強してみたいと思っていた「FP3級」のテキストも、
勉強道具と一緒に持ち歩いていました。
以前に私の考えには、
全力で1つのことを勉強しないで試験に受かるはずがない。
という1点集中志向しか頭にはありませんでした。
しかし、
「同時進行で別の勉強をしても何とかなるんじゃね?」
「ひょっとしたら頭の切り替えになって、
それぞれの勉強効率が上がるんじゃね?」
と、ちょっとやってみようと挑戦欲求が働きました。
勉強は意欲が働いている方が頭に入りやすいです。
「意欲がある勉強 × 意欲のない勉強 = 相乗効果で効率アップ」
この理論を確かめてみたかったわけです。
「ちょっと飽きたからFPの勉強しよう。」
「気持ちが入らないからFPの勉強からしよう。」
この選択肢があるのとないのでは、
勉強自体へのやる気のスイッチの入り方が ”明らかに” 違います。
実際、
FPの勉強をしていて、
「あー、そろそろこっちの勉強をしないとな。」
と国家資格の方へのやる気が少しずつ湧いてきたのです。
たった2つの分野ですが、
多勉の効果は有効だということが実体験を通じたうえで、
後から知識としても知りました。
これに似た多読という本の読み方もあります。
繰り返しますが、
私は飽き性ですので本も1冊しか読んでいないと飽きてしまいます。
なので、
何冊か本を買っておいて本が積んであります。
一時13冊もの本を同時読みしていたこともあります。
休日の朝は読書のルーティーンがあって、
今でこそ1時間に減りましたが、
以前は2時間の時間を設け、
10冊以上の本を10分~20分の間で区切りをつけて読んでいました。
こうして読んでいくと、
1冊読み終わって本の塔が低くなると達成感と共に寂しさを感じる。
そんな不思議な気持ちが湧いていました。
この多読については、
もう1年以上続いています。
読むペースはゆっくり目なのですが、
年間で20冊以上を読んでいます。
ビジネス本や実用書の類が多かったりしますが、
勉強や読書は自己投資です。
頑張って損はしません。
飽き性でも続けられるこのやり方、
絶対合うという保証はしませんが、
まずはやってみて確かめてみるのがいいんじゃないかと思います。