車の運転が上手い人の定義はなんだろう?
少し前のブログで車は文明の利器だといいました。
車は日常生活に欠かせない存在である人は多いでしょうし、
コロナ渦で、感染対策に車通勤や車移動をしている人もいるでしょう。
私自身、車の運転が好きだったり、色んな車を見るのが好きだったりで、
車への興味は普通の人よりは高いので運転の仕方もいつも意識しています。
なるべく燃費のいい運転をしたいですし、アクセルワークやブレーキングもゆっくりと滑らかな運転を心がけています。又、カーブの際の挙動を少なくしたり、スムーズに一定速度で曲がるように速度コントロールとハンドル捌きをしたりしています。
日頃、皆さんは車の運転で意識していることはありますか?
車の運転って実は突き詰めると凄く奥が深いのです。
「車の免許持っていれば大差ないでしょ。」
と無関心な人や、
「そんなの車の性能で変わってくるでしょ。」
みたいにあたかも車のせいにしてしまう人もいます。
他人の運転する車に乗る機会のある人ならもうお分かりですよね。
車の運転に上手い・下手は当然あります。
車の運転が下手な人は、
・ガタガタと揺れて不快感がある。
・加速時のエンジンが煩い。
・減速時に体が前のめりになる。
・急にハンドルを捌いて左右に揺さぶられる。
・飛ばしているのに到着までの時間がほとんど変わらない。
・道路標識を見逃す。
・燃費が悪い。
・車の寿命が早い。(傾向がある)
・前後の車に煽られる。(危険運転をしてくる人は別)
・慎重すぎて乗っている人が不安になる。
・ハンドルを握っている。
・ドライビングポジションを調節していない。
・事故歴が多い。
・アクセルやブレーキを踏む回数が多い。
・車間距離が不適切
・駐車に時間がかかる。
・交通状況を読まない。
・方向指示器が正しく使えていない。
・車線の端を走っている。
・運転していて感情的になりやすい。
などの特徴が当てはまるのではないでしょうか。
では、運転の上手い人ってどんな人か?
運転の下手な人の逆といえば、大体あっていると思いますが、
一番の問題は”運転が下手であるという自覚がない”ことです。
頑固者や自己陶酔型だったり、苦手だからと諦めているなどという場合もありますが、ポイントを押さえて意識することで少しずつですが、運転は確実に上手くなります。
私は、免許をとって以降、車を持ち始めた頃は、
・車幅感覚が掴めない。
・駐車が何度も切り替えしているのに真っすぐにならず、偏った止め方になる。
・エンジンを吹かしたアクセルワーク
・先行車とその先の道路状況を読まず、急ブレーキを踏むことが多い。
・交通量が多い時に車線変更が中々できず、ブレーキをかけてしまう。
・ドライビングポジションが不自然。
・アクセルやブレーキ回数が多い。
・カーブ途中で何度もブレーキ
・カーブ時の揺すられが大きい。
といった問題がありました。
この頃は自分が運転が下手であることは自覚していましたし、
幸い、対車や人にはぶつからずに公的書類以上は無事故でした。
車の運転が好きだからもっと上手くなりたい!!
とそういう強い思いがあり、どうしたら上手くなるのかを考えて工夫し、
時にディーラー勤めの友人に聞いたり、時にインターネットで運転のコツや上達テクニックなどを学んだりしていました。
最近、YouTubeで運転講習のような動画をあげている人がいるので、
とても参考になりました。
中でも駐車が上手くなるために活用したのは、
というチャンネルの動画です。
元レーサー出身で説得力は十分ですし、説明も分かりやすくて丁寧です。
あとは、車を走らせていると出会うドライバーも参考になります。
先行車、後続車、対向車、信号待ちの際も周りのドライバーの運転をみていて、
「あ、あの人運転上手いなー。」
「このタイミングでいくとスムーズなんだな。」
目配りとか速度とハンドルの切り方、アクセルワークもよくよく見ていると、
人によって全然違うのが分かります。
私が車の運転をし始めて、約4年の走行距離5万キロ近くになりますが、
最近は先行車の運転の仕方をみていて、ドライバーの大体の性別や年齢、性格が分かることがあります。この先で曲がりそうだななんて予測もつくようになりました。
運転の上手い人ってどんな人かって考えると、
今までみたドライバーの中でもトラックドライバーは運転の上手い人が多い印象です。
ちょっと遠出したときの話ですが、
ゆっくりと走る、とあるトラックを追い越して先に行ったのですが、
しばらく経って追いついてきたのです。
その時、結構飛ばし気味で運転していたのですが、追いつかれたときは、
「え、なんで?」と驚きました。
そこで、なぜ追いつけたのか考えてみたのですが、
街中を走っていると必ず信号がいくつかあって、どれだけ飛ばしても信号の色が変われば止まる。制限速度も決まっていて、片側1車線では、先行車がいれば追い抜けない。
ということは、急いでもゆっくりでもさほど大きく差は開かないという事。
それに、車の運転において大事な、”事前予測”という基本を思い返したのです。
・先に信号がいくつあるのか。
・この先の道はどうなっているのか。
・その時間での交通状況はどうなのか。
・信号と信号の切り替わりタイミング。
・早く着く道順
こういった要素を事前予測することで、ゆっくり走っていても十分に早く目的地に着けるという事に気づいたわけです。
トラックは小回りは聞きませんし、道を間違えれば大幅ロスです。
スピードを出しすぎれば危険で、ブレーキも距離がいります。
上手く運転するにはより頭を使わないといけません。
私はこの経験から”車の運転の上手さは事前予測がすべて”という結論を出しました。
・車の性能
・運転への苦手意識
・感情的に運転してしまう
こんなことは運転の上手い下手は左右しません。
事前予測さえしっかりとしていれば、余裕が生まれますし、誰だって上手に運転ができるのです。駐車だって、どう入ってどういう舵の切り方をすれば上手く止められるかといイメージが大事ですし、この先どういう運転をするかを常に意識しながらハンドルを握ります。
他の考え方や答えはいくつもあるでしょうが、私はこの”事前予測”こそ運転を上手くするたった一つのノウハウであり、ルールだと思います。
つまり、運転の上手い人は事前予測が出来る人です。
ということで、
車好きなので少し熱量が入って語ってしまいましたが、
車の運転をする人は、事前予測に少し意識をしてみて、安全で快適なカーライフを送ってみて下さい。