前向き思考でゆるりと生きる。

人の振り見て我が振り直す。

稀少性のある価値は大きな武器になる。

世の中、モノや情報で溢れかえっていますが、殆どは生きる上では無駄なものなんですね。では、その中でも価値のあるものって一体何でしょうか。

価値の真髄について考えてみようと思います。

 

まずは、「価値」とは何か調べてみます。

今回もgoo国語辞典を活用します。

 

goo国語辞典では、

  1. 1.その事物がどのくらい役に立つかの度合い。値打ち。「読む価値のある本」「価値のある一勝」

  1. 2.経済学で、商品が持つ交換価値の本質とされるもの。

  1. 3.哲学で、あらゆる個人・社会を通じて常に承認されるべき絶対性をもった性質。真・善・美など。

  2. とされています。

 

1.については、多数の人にとっての役に立つかどうかという物差しですね。生活に必要な食料品であったり、「仕事」「勉強」などで使うもの、便利で役に立つものであったり、価値のあるものの種類や量が一番多そうです。又、資格や経験といった無形なものにも存在する価値の概念も含まれますね。

 

2.は、経済的に需要があるかどうか、つまり、今必要なものであるかが大事で、その時の流行りであったり、売れているかどうかも決めてになりそうです。今、SNSで何が流行っているのか。世界的な流行やトレンドは何か。今の市場で売れるものなど、経済的な商品・サービスの価値のことですね。

 

3.は揺るぎないもので、自然であったり、美術品、遺産や景色、文化、あるいはレガシーとなる類のものでしょうか。時代を経るごとにより価値の上がるものですね。人が後世にまで引き継いで残したいもので、長期的あるいは永劫的に価値のあるものですね。

 

ここにはない価値で、「人に対する価値」に触れたいと思います。

 

この世にある価値の概念は人が作り出しているものです。

そして、人の価値も又、人が決めています。

 

では、”人の価値を決める要素”って何でしょう?

 

①肩書き

組織においての立場や存在意義であったり、社会的に影響力のある人であったり、政治家・医者・教師・弁護士・学者など”先生”と呼ばれる人も価値のある人です。

会社で言えば役職者、プロジェクトリーダー、ベテランの○○さん、お店でいうと店長、パートあるいはバイトリーダー、一般人でいえば大株主であったり、町内会長、キャプテン、幹事、主催者、○○長、インフルエンサー、〇〇の創設者など。宗教でいえば教祖、日本ではあまりいませんが牧師など、肩書のある人には価値が発生します。

無名であったり、いわゆる平となる人にはあまり価値としては低いですね。つまり、少数であるが故に価値があるのです。

 

②成功者

世の中には、ごくわずかに成功者と呼ばれる人がいますね。この”成功”ということも人が決めていることが多く、自分で「私は成功者です。」とわざわざ主張する人もまずいません。幸せな人がわざわざ「私は幸せ者です。」と誰かに言いふらすこともないのと似ていると思います。当人からすれば自己満足、他人からすれば相対評価でしかありません。財力=成功とは必ずしも言えないと思いますが、大金持ちになると一般的に成功者とされます。現在、金融資産額1億円以上の人は、日本で100人に1人ぐらいいるそうですので、1%の人が大金持ちということになります。又、オリンピックに出でメダルを取った人もスポーツの頂点としての成功者と言えます。

 

③誰もやらないことをやっている人

少し、言葉が抽象的ですが、誰も思いつかなかったことや、誰も成しえなかった記録を出したり、何かを発信している人には稀少性という価値がある人だと思います。成功者とも重なりますが、YouTubeがまだあまり人気のない時代にYouTuberとして活躍し、売れだした”ヒカキンさん”であったり、株主優待だけで生活を送れているメディアで有名な”桐谷さん”、メンタリストという新境地を開いて他も寄せ付けぬ活躍をされている”DaiGoさん”、4コマ漫画を描き続けて世界的な人気漫画にまで発展したスヌーピーが主人公のPEANUTS原作者”シュルツ・モンロー・シュルツさん”など。当時の時代では売れなかった美術家のパブロ・ピカソさん”(正式名称は長いので省略

この方たち、それぞれの分野で一番初めにやりだした人ではないですが、続けることで社会から注目され、人気が出て売れ出しました。

 

人の価値というのは、人が決める限り、多くの人があてはまる事には価値が低く、少ないほどに価値が高くなる傾向があるわけです。

 

誰もやっていないことをしていたらいつの間にか世間に認知されるようになった。という人、たまにニュースやテレビ、ネットで見かけますよね。「よくそんなこと考えつくものだな。」とか「自分にはこんな事出来ないよ。」と思うからこそ凄いと思えますよね。

 

才能とも偶然の出来事ともいえますが、

「誰もやってないからやってみよう。」

「好きで誰にも理解されないけど続けている。」

「これとこれを組み合わせると面白いかもしれない。」

「今までこういうことしてきたけど、他のこの分野でも活躍している人ってあまり聞かないよな。」

とか、ちょっとしたアイデアだったり、偶発的な要素が今後、何かしらの形で世に出回り、評価をされることもあるかもしれません。

 

 

稀少性のある人になるための参考書籍を少しご紹介しておきます。

 

稀少価値を高めるための考え方を学べる本です。

書いてある事例は現実的でないところもありますが、考え方の参考にはなります。

 

 

人とは違う個性を出したい人、誰かに認めてもらいたい人、稀少性のある人になるには人と違うことを続けてみてください。長く続けていることもまた稀少価値が出てくることもあります。まずは、周りがやっているからとか、世間体に流されないようにすることから始めてみるのもいいかもしれません。